「問題を解決するデザイン」は、 単にフォルムに優れているだけのデザインや斬新な色使いなどに、圧倒的に勝ります。 フォルムやカラーは、流行や時代によって、見劣りしてしまったり、色褪せる時が来ますし、 何より所有者の「飽き」が来たとき、意思表示できないプロダクトは無力です。 しかしながら、日常にある問題点や普段のちょっとした不便を解決したデザインというものは、 衝動的な物欲・所有欲は少ないものの、長く、普遍的な愛着をもって、ユーザーに迎え入れられるはずです。
さて、今回のワークショップは、久しぶりに「オブザベーション手法」によるコンセプト立案です。 これは参加者のみなさんに、生活の中の「不満」を写真に撮って来ていただき、 その写真情報から「不満」→「それを解決するデザイン」を導き出すという、 空想SCHOOLのワークショップではお馴染みの手法です。

参加者が抽出した問題点・不満を、他の参加者が自分の問題として共有することで、話し合いが盛り上がりました。 「それ、うちもそうです!」「ああ、わかります!」という、問題の共有から 「こうしたらどうだろう?」「こういう解決法は?」というような参加者グループによる解決法の提起まで、 「モノづくり」を目指した建設的なディスカッションが行われました。
空想SCHOOLは、「優れたアイデアというのは常に、様々な経験や個性を持つ多数の人々のコミュニケーションから生まれる」 という考えのもとプログラムされています。空想生活というインターネット上の場ではもちろん、 リアルでも、参加者同士の最適なコミュニケーション方法を提供していくべく、活動しています。 ぜひご関心のある方は、次回の空想SCHOOLに参加してみてはいかがでしょう?

