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ワークショップ開催レポート

3月23日 第二十回空想SCHOOL(2008/3)

記念すべき20回目の空想SCHOOLは、日本の伝統をテーマに、奄美大島の『大島紬』と鳥取県の『因州和紙』を取り上げました。

中小企業庁・日本商工会議所・全国商工会連合会が運営する、日本のものづくりの伝統技術や素材に新しい価値を創造し、地域の経済を活性化を目指す『JAPAN ブランド』プロジェクト。空想生活では、JAPAN ブランドとのコラボレーションサイト『CUUSOO JAPAN BRAND』を新しくスタートしています。


自分の嗜好を改めて具象化する『プロフィールシート』の作成風景です。 直感でピックアップすることが大切。

鳥取県の伝統の和紙『因州和紙』は、古来より書道用として高い評価を得てきました。最近では、特別な立体成型技術により、照明のシェードとしても使用されており、喜多俊之氏がデザインした「AOYA washi lamp」は、「グッドデザインアワード2005」中小企業庁長官特別賞を受賞した実績もあります。また、光触媒を抄き込むことで、防虫効果や空気清浄作用を持つ和紙の製造も行っています。

一方の『大島紬』は、紬の中でも、最高級品として知られ、奄美大島の泥を使って染めることから「泥染め」を伝統としています。泥によって醸し出される「黒」は、他の紬とは一味違った「深さ」を持っています。また、しっとりとした深みのある光沢を持ち、素材として軽くて暖かい機能的特徴があります。


完成した提案には、参加者同士でコメントと想定価格を貼ります。 自分の作品へのコメントは嬉しいものです。

ワークショップはまず、『プロフィールシート』に、雑誌から切り抜いた「好きなイメージ(製品・シーン)」を貼っていくところから始まります。自分の嗜好を多数の具体的イメージによって見つめ直すことによって、本当に自分が欲しい物を探っていきます。
普段意識していなかった嗜好というのは、実は結構多いもの。「ワインが好き」「情熱的な車がいい」「連続した建築が好き」などの直感を、イメージとテキストで明確にすることで、まず自分の趣味趣向を明確化します。そして、嗜好と伝統素材を結びつけることで、製品のコンセプトを織り出します。
例えば、「ワインが好き」というイメージマッピングから、「ワインバッグへの不満」という問題点を引き出し、「ワインバッグ × 和紙」という製品コンセプトを導き出します。

  1. 自分の好きなものを発見
  2. 好きなものに関して、欲しいコンセプトを考える
  3. コンセプトを伝統素材と絡める

というのが今回の作業です。
参加者のみなさんには、伝統技術を単なる古くて貴重な物として留めるのではなく、『自分が本当に欲しいもの』として生活の一部となるような、全く別の魅力を引き出して頂きました。

「伝統の技術を活かしながら、新しいカタチに応用するにはどうすればよいか?」「風土や文化など背景となるストーリーを、伝えていくにはどうすればよいか?」「安価に大量生産品がある中で、あえて伝統の製品を選ぶのはなぜだろうか?」
ワークショップでは、伝統を現代においてどう展開していけばよいか、この難しい問題について、各グループで話し合い、ひとつひとつの提案へと落としていきます。
『CUUSOO JAPAN BRAND』は、まだ始まったばかり。新しい伝統のカタチの創出を目指して、活動して参りますので、お楽しみに!みなさんのご参加をお待ちしております。


次々と集まるコメントの付箋。クリエイターにとって、 第三者の客観的な意見は、かなり重要です。
得票上位の参加者のプレゼン風景。得票上位3位に方々には、 記念品を差し上げております。

<ワークショップ参加者の提案>


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