
冷蔵庫やシステムキッチンの天板としてよく使われているステンレス。これは皆さん、周知のことと思います。ステンレスは、錆びにくく、アルミや銅よりも強度、高温耐食性にとても優れています。しかしながら、今までのステンレスには硬く、冷たいイメージがありました。
今回ご紹介する高砂鐵工株式会社には今までのステンレスのイメージを一新するする技術があります。それが「エンボスステンレス」。ステンレスに凹凸をつけ、自由に表面部分をデザインできるというものです。イラスト的なものや、幾何学的なデザインで凹凸をつけ、特徴を出すことができます。もちろん、ステンレス本来の機能はそのまま維持していますし、加工法によっては、エンボス加工することにより、強度が増し、腰が強くなるため、板厚を薄くすることが可能となり、コストダウン、軽量化が計れます。
先に説明したものが凹凸により意匠表現するデザインエンボス、そして上記画像に使用された素材は、凹凸形状によってステンレスに滑り防止機能を付加した機能性エンボス「すべらんなー(R)」というものです。デザインエンボスとは違い、凸部の高さを大きくし、先端に模様をほどこすことで滑り防止性能を向上させています。そのため、老朽化した鉄板上に溶接やビス止めすることで、簡単にグリップ性や美観を向上させることができます。また、曲げ加工なども可能で、樹脂・塗装などの滑り防止処理に比較しても耐久性に優れ、結果的に経済的です。
ステンレスは内面や外面など、様々な場所に使われている素材です。また、あまり知られていないかもしれませんが、ステンレスは他の金属に比べて、リサイクル性に富み、環境に優しい素材でもあります。ステンレスも身近な素材です。リサイクルの観点や、デザイン的な観点から再考することで、人と地球に優しい付き合いができる製品が生まれるかもしれません。皆さんのアイデアをお待ちしております。