
かつて日本のものづくりは、「生真面目さ」という良心で優しく包まれていた。しかし、大資本が幅を利かす昨今、むしろものづくりに求められるのは「利益率」「効率性」という冷めた言葉。そんな今の世の中でも、ものづくりの良心を大切にし、世に素晴らしい商品を送り出すメーカーもある。自社工場で釜出しをして、自然素材、無添加で、石鹸づくりを行ってきた東北石鹸佐藤工場はその代表だろう。ここでつくられる石鹸は、人の温もりを漂わせるだけでなく、本当に良質である。
Q, この会社の歴史は随分古いですね?
A, そうですね。父が大正時代に創業して85年間もやってるから。まあ、真面目にやってきたから、零細企業ながら存続してるっていうかね。商売は、お客さんあってこそのもの。でも、ウチは、営業マンがひとりもいないんだよね(笑)。
お客さんは、どんな形でこの石鹸を知るのでしょうか? お店とかパソコンで見つける人もいるでしょうけど、人づてにっていうのが一番多いですね。「オタクの石鹸を知人に薦められて、使ってみたら手放せなくなった」なんて言って注文が来ますからね。ウチは問屋を通して卸すだけじゃなくて、直接、小口の注文を受けていますから。お客さんは、北海道から沖縄までいるんですよ(笑)。続きはPingmag MAKEで。