
アクリル加工の技術を用いて、新しく美しいフォルムを紡ぎ出す男がいる。「高い技術と美しいデザインは、どうすれば調和するか?」 という普遍的なテーマを、最も原始的かつ最も先端的なやり方で実践するグループ、現代手工業乃党の党首でもある。職人とデザイナーを兼ねる仕事は、いかにしてカタチにされたのか?
Q, 現代手工業乃党は、職人の技術を持った人がデザインもするという、珍しい仕事の仕方をする人の集まりですね。
A, はい。でも、100年前では、それがつくり手の人にとっては当たり前のことだったと思うんですよ。詳しくは、発起人の清水薫さんに聞いてもらえたらと思うんですけど(次週、記事掲載予定)、そういう僕らを必要としてくれる人たちにアピールして、知ってもらう、それがこの党の目的のひとつですね。でも、これは、単に、集まりであって、誰かの会社ではありません。ウチの会社は、アクリル加工を中心とする「有限会社ひょうどう工芸」です。
Q, 「ひょうどう工芸」はどのようにはじまった会社なのでしょう?
A, 元々は、僕の伯父さんがアクリル加工業をやっていて、僕の親父がパートナーとして呼ばれたんですよ。親父はそこで10年間勤めた後で独立したんです。僕が、親父の仕事を手伝いはじめたばかりの頃は、ディスプレイとか、舞台小物とか、広告用小物とか道具とか、テレビ局の仕事とかモデルルームの看板とか下請け仕事をやってましたね。続きはPingmag MAKEで。