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素材からデザインを提案する

吉原木芸

木芸1

日本において、組子という技術は、欄間、書院障子に用いられてきた。和室を飾る最高の贅沢品、それが組子だった。何百何千という部材を組み合わせてくつられる組子。鹿沼の地で育まれた350年もの歴史は、今、ひとり人物によって受け継がれている。彼の話には、高度経済成長という、熱を孕んだ時代の空気が満ちている。

木芸2

Q, 吉原さんとこの仕事の出会いについて教えてください?
A, 40 年ちょっと前くらいのことになるかな。その頃は、この近くに、日立製作所の学校があったんだ。何年くれぇ行ってたろ。あの頃は、ほれ、冷蔵庫だの、クーラーだの、もの凄い勢いでつくられていたから。で、学校終わって、日立で働いていたんだ。でも、オラが17、8歳のとき、急に景気が悪くなってね。全然仕事がなくなっちゃったんだ。それで、何か探さなくちゃなんねぇってことになって、どうせなら手に職をつけてものをつくりたいと思ったんだねぇ。それで組子という技術に着目しんだな。

木芸3

Q, 2代目というわけでもなく、いきなり技術に着目したわけですか?
A, 2代目というわけではないけど、当時から、鹿沼という土地には知っている人が何人かいて馴染みがあった。で、結構、鹿沼組子をやっているところがあったんだよね。あるとき、知り合いの箪笥屋さんに行ったらば、そこの仏壇に組子が入っているんだよね。「綺麗だなぁ、いいなあ、って思ってね。この組子ってのは、どこでやってんだろうかなあ」って探してね。それではじめたの。続きはPingmag MAKEで。


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