
高級サンダルという履物がある。そこには、職人たちの手、高い技術力が活かされている。その技術力とデザインを融合させ、パリコレという世界の檜舞台で脚光を浴びるサンダル専門メーカーが、愛媛県松山市にある。この会社を引っ張る男は、笑顔を絶やさず、どんなことも笑い飛ばしてしまう。その快活さは、ファッションショーのスポットライトよりも、サンダルの道を華やがせる。
Q、従来のラインとは別のものとして、非常にユニークなサンダルを売られていますね。
A、和紙を使ったサンダルのことですね。うちは、元来は庭履き用の高級なサンダルをつくっているサンダル専門のメーカーなんですけど、海外の展示会に出すためにつくったらそれが好評で、そこから派生して製造販売を3年くらい欧州中心に続けてきたものです。累計で1万足くらいは売れたと思います。でも、どうも上手くいかないので、とりあえず、これは一旦は終わりにします。
Q、大きな話題になったのにうまくいっていないというのは、ちょっと意外ですね。
A,確かに、パリコレで履いてもらえたり、海外の某有名高級ホテルで販売してもらったり、日本でも、セレクトショップで扱ってもらえたり、マスコミで取り上げられたりと、いろいろなところに波及的にいい影響は与えたんですけど、取引している海外の窓口の支払いが滞ってまして(笑)。こちらも、商売ですからねえ(笑)。見た目やクオリティの面では、海の外では、非常に評判がいいというのはわかってはいるんですけど。適正な価格や売上げの回収という面でなかなか難しいものがありまして。それにやっぱりサンダルも価格競争ということになってしまってますからね。全部手作りのサンダルというのは、なかなか生産性が悪いんですよ。続きはPingMag MAKEで