
目立師という職業があります。彼らの仕事は、鋸ギリの刃を目立てること。つまり、微調整をすることであります。岩崎目立加工所は、この目立ての世界を一変させようとしています。古い製材のあり方自体にメスを入れようとする男の目は、何を見ているのでしょうか。
日本の生活に多く用いられている木材は、製材所の加工を経て、はじめて材料として使えるものになります。野山に生えている丸い原木を、人間の生活に合わせた四角い材料(角材)にするのだから、加工が必要なのは当然です。昔は、大工さんが「ちょうな」という道具を使って、丸を四角にしていました。製材は、それを機械化したものと考えれば良いかもしれません。普段、雨露をしのぐ家屋や家具の木材は、こうした製材所で整えられたものです。
この製材所で使われているのが帯鋸と呼ばれる、不思議な形をした道具です。これは、その名の通り帯状になった鋸ギリのことを指して言います。この見慣れない道具が日々、人々の生活を支える木材を挽くわけです。 この記事の詳細はPingMag MAKEで