ウムフィルムを接着剤でアクリルにくっつけずに、出し入れ可能な状態になっています。これだとメンテナンスもできます。


小口のディテールです。抵抗もきちんと納まっています。

試作品がやってきた

とうとう古平さんの目にかなうものができました。イメージでしかなかったものがモノの姿になった瞬間です。

どこに置いてもオン

文字が入るアクリルの板(上部)と、パネルスタンド(下部)。上部は昭和化成が、下部はシマエレが製作します。上部に挟むウムフィルムの加工と全体の統括は、日本板硝子ウムプロダクツ。この三社と古平さん、担当編集者、そして空想スタッフが集まりました。

大きな変化がありました。かねてから懸案だった、アクリル板へのウムの挟み方についてです。重合接着はきれいだけれども、コストの折合いがどうにもつかない。ウムがダメージを受ける可能性もあるなど、課題もありました。ウムの小口をきちんと保護して、見た目もきれい、そしてコストダウンにつながるという、ないものねだりに近いような宿題に、昭和化成が応えてくれたのです。
それは、厚さ10mmの2枚のアクリル板の間に、コの字型にカットした薄いアクリルをセットし、わずかな隙間にウムを挟むという方法。重合接着と比べて半分以下のコストで、ウムにもダメージがない。見た目は完璧とは言えないものの、実際はもっときれいに仕上がるというのですから、私たちはゴーサインを出しました。実はこのやり方は、当初あまりきれいにいかないだろうとつくるのに躊躇していた方法のひとつ。他にもビス留め等のものも全て、念のために形に。イメージとは違うのですが、ダメと思っていても実際につくってみる。やってみなければわからない。それがものづくりの面 白さです。

ここが解決したので、パネルスタンドの回路設計も本格的に進みます。細かな仕様もかなりつめました。さらに図面 の作成、上部と下部にズレがないかの打合せ、アルファベットのデザイン、ウムの加工などのスケジュールも確認。もうすぐ、もうすぐゴールです。

 

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