2号に渡り見直しをしてきた「材料と技術のお見合い」、今回からリニューアルスタートし、これからは先ず『作りたいもの』から始めます。 これまでのように素材や技術から新しい使い方やデザインを考えるのではなく、本当に作りたいものを実現するために、素材や技術を見つけていくやり方へと変わります。 リニューアル1回目に一緒に商品化を目指してくれるのは、グラフィックデザイナー古平正義さんです。 古平さんは「何でもない透明なアクリルに文字や記号を光らせたい」という「作りたいものイメージ」を相談してくれました。さらに具体的なイメージをお伺いするうち、「光るアルファベット」という形が見えてきました。 「光るアルファベット」のポイントは、「何もないアクリルにスイッチを入れると文字がパッと光る」という点です。 透明のアクリルにどうやって特定の文字を光らせるのか。光源や電源、製造技術やコスト。「室内」紙面にもあるように気軽に使えて、買い足せるイメージから察すると、その単価は安くなければいけません。また、こういった素材や技術以外の点もきちんと克服していかなければなりません。素材や技術は私たちの知識をはるかに超えたものにもなります。 今回は特許庁のデータベースや照明機器のエンジニアにもお話を聞き、本当に作れるのかから始めなければなりません。 こういった「もの」を作り出していく過程を4回(以後3回)、「室内」紙面と空想生活のウェブサイトで報告していきます。 「普通だけどかっこよくて、自由だけど制御されている」という古平さんの「作りたいものイメージ」を実現させることができるようにがんばります。