今回のテーマは「光」です。目にはっきり見えるものを描くのだって結構大変なのに、見えないものを描けと言われたら手も足も出ない? そんなことはありません。マスッチだって、見えないものは描きません。見えるものを描き分けて、見えないものを浮かび上がらせるのです!
禅問答のようですが、要領をつかめば簡単です。まずは照明器具の光からいってみましょう。光そのものを描くのではなく、光が当たってない場所を暗く描く、つまり影を描くのがマスッチ流。すごーく暗いシチュエーションなら、対象物に対して影の面積をぐっと大きくして、光の面積を狭めます。寝室の手元灯で本を読んでいるというイラストなら、顔の大半に影をかぶせちゃうのです。影はマスッチイラストでは大活躍するアイテム。今回のように明るさを感じさせるときも有効ですし、ものを立体的に見せるのにも、影は活躍しています。影を使わずに明るさを感じさせるのならば、照明器具のまわりにチョンチョンチョン、と線を描けば、ランプがただいま点灯中、というサインになりますね。
屋外の自然光の明るさを描くのであれば、つまりそれは日中に太陽の光が燦々と輝いているということ。それであれば活躍するのは日傘や帽子。この小道具が、晴れた日中を大いにアピールしてくれます。