マスッチ・イラスト塾 第2回 マスッチと線
今回のテーマは「線」。イラストを描くにあたって一番ベーシックかつ永遠のテーマ(?)とも言える線について、すぐに使えるマスッチテクニックを伝授いたします。
いかに手短に、そして的確にイメージを伝えられるかを念頭に描くことがポイントです。それにはとにかく、細かく描き込まないこと。輪郭(つまり線)と影で効率よくササッと描いていきます。マスッチは写真を見たりはしません。「形」としての記憶を頼りに、みんなが同じようにイメージできるようイラスト化します。基本的に手描きです。イラストレーターでカチカチに描いてしまうより、その方が相手に解釈の余地を持ってもらえると、マスッチは考えているのです。
棚を描くなら、棚自体の線はつなげて描くようにして、そこに入っている雑貨や家電製品はすこし省いて描いたりします。そうすることで、ものの奥行きが出るからです。それにすべてを描くより時間も省けるし(笑)。瓶に炊飯器、コップにワイングラスにプレート、どれもすごく省略してあるけれど、何かはすぐに分かりますよね? どの線を省いて、どの線を描けばいいか、マスッチはきちんと考えているんですよ(はず)。
多くのプロダクトは直線と曲線の組み合わせですが、人間は直線がないため結構難しい。ここでもシンプルイズベスト、マスッチは大人なら八頭身、子供は小学生なら五頭身ぐらいで、男女のかき分けは髪型や肩の線を変えるぐらいであまり変えません。
次回のテーマは「影」。線と影のコツをつかめば、ぐーんとステップアップ!です。