講評会の様子
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僕はここだよ機能
(テーマ:仲間といっしょに遊ぶくるま)
仲間と数台で道路を走っている時、相手の車がどこにあるかわからない時に、発信器が所在を教えてくれるという提案です。「機能だけでなくユーモアを付加することも出来そう」「駅のロータリーなど、送迎に来てくれた家族の車を認知出来たら便利」といったコメントの中、話題は「車が外部とコミュニケーションをとる方法」に。ハザードもしくはクラクション以外は見当たらず、ハザードは本来の機能からははずれている、クラクションは鳴らし方に意外と気を使うといった点に始まり、ユニバーサルデザインの観点からみたコミュニケーション法などにも及びました。
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カラフルシートベルト
(テーマ:みんなで育てる新しいキューブ)
シートベルトを何種類ものバリエーションから選ぶという提案には、「女性の視点が入っている。楽しい上に安全性が高まるのなら歓迎」「既存のベルトにカバーを付けられるようにしてもいいのでは」とのコメントが。
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運転中でも設定可能なカーナビ
(テーマ:二人がドライブに行くくるま)
提案名どおり、「運転中でも、助手席の人ならカーナビの設定ができる仕組み」をつくろうというものです。「助手席からも何らかの形で運転に参加したいという気持ちの表れ」「助手席からの操作だと認識出来るようなシステムの開発が必要だろう」と、カーナビのこれからに期待する声が挙がりました。
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グローブボックス☆チェンジ
(テーマ:遊びと仕事を両立するくるま)
遊びと仕事で、グローブボックスの中身を入れ替えるのではなく、グローブボックスごと交換するという提案に、「遊びと仕事ではなく、一台に数人が代わる代わる乗る営業用の商用車でもいいのでは」「バッグinバッグと同じ発想」といった声に加えて、「ユーザーのコメントに、グローブボックス自体がいらないというものがあって印象的。『あらねばならぬ』という発想を一度ゼロにすると見えてくるものがあるかも知れない」という意見もありました。
充実の講評時間はあっという間に過ぎ、特別賞の投票時間が迫るなか、特に印象にのこった提案についてさらなる意見交換がなされました。講評時間では言及されなかった「ホワイトボードキャラバン」や「iカーステレオ」「CUBE-My伝言板」「定規ステッカー」なども関心が高かったことが分かり、そして様々な視点からコメントを寄せていくうちに、いまユーザーが関心のあること、車に求められていることなどがおぼろげながら見えてきました。
それはたとえば、車に乗っている時に外部に対して「意思表示」をすることを、ユーザーは潜在的に求めていること、そしてそれはIT系の技術を用いることで可能になるのではないかということ。また、移動手段としてや、所有することを喜ぶためのアイテムでなく、新たな使い方が模索されている過渡期にあるということも、多くの人が指摘されました。ホワイトボードキャラバンやCUBE My伝言板ついて議論している中で、「止まっている時、車は価値を持っていない。そこに新たな価値を生むかもしれない提案」だというコメントがありました。講評会メンバーのみなさんは、提案に隠されている「本当の声」ともいうべきものを、注意深く読み取り、すくい上げることに長けている。完成度はこれから高めていく必要があったとしても、提案の中にアイデアの種が見え隠れしていることに、みなさん着目していました。既視感のある提案からも、そこに込められた思いや考えを推察し、可能性を見出すことがたくさんありました。小さな気づきが発見につながる、それがよく分かる時間だったのです。
参加者全員による投票が行われ、特別賞に選ばれたのは
「膨らませて使える、テント&EV太陽光充電ユニット」
「子供と一緒にしりとりをして遊ぶ車」
「ホワイトボードキャラバン」
の3提案。これらはすでに決定した「投票賞」とともに日産自動車がアイデアを買取り、商品化検討の候補となります。
講評会の終わりに、下川さん、柴田さん、そして藤井さんが挨拶して下さいました。「大変な経済状況の中、次の世代に渡すことが出来る豊かさとは何なのかをしっかり見つめる必要がある。このプロジェクトは、そのきっかけとなるものがあったはず。運転しない自分にも共感出来るアイデアがありました。完成度は高める必要があるけれども、イノベーションの種があったと思います」という下川さんに続いて、柴田さんは「ものをつくるのに暗い時代のただ中、車は特にその状況に置かれている。それでもみんな、夢を持てるものに期待をしていることがよく分かり、とても楽しかったです。本質的でダイナミックな提案をもっと見たかったとも思いますが、小さな気づきのある提案がたくさんありました。次回は、『これぞ車』という提案を見たい」。そして藤井さんが「小さな流れを大きな流れにしていくことが大事。ユーザーのダイレクトな意見に触れることが出来ました。これらの気持に、車が少しでも近づければと思います」と締めくくってくれました。
ご提案下さった方、そして投票して下さった方、ありがとうございます。みなさんの活発なやりとりが、商品化への道を今回もつくってくれました。そして講評会メンバーのみなさん、ありがとうございました。このプロジェクトをきっかけに生まれる車があった日には、すぐにご報告いたします。みなさんと一緒に、その誕生に立ち会えますように!