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メーカー訪問記 (空想T-SHOWはこちら

前回のクラブイベント紹介に続いて、今回は空想Tシャツをつくってくれるメーカー訪問記です。大阪市中央区にある株式会社トミーズコーポレーションと、京都市左京区にある柴田染工場の2社を視察し、担当の方に工場を案内してもらいました。

株式会社トミーズコーポレーション

トミーズコーポレーションは、アパレルの二次加工から物流までをトータルで行っている加工メーカーです。主力商品のニット商品に加えて、Tシャツ事業をスタートしたのが1年前。プリント加工だけでも受けるというフットワークの軽さを活かして、空想Tシャツプロジェクトに参加、量産前のサンプルTシャツを制作してくれています。
同社が使用しているのは、Tシャツ専用のインクジェットプリンター。シルクプリントに勝るとも劣らない品質と仕上がりが特徴で、加工されたものをみると、表面のなめらかさがハッキリ分かります。生地の厚みに合わせてキッチリとセッティングして、独自に開発した固定台を用いることでシワが出ることも防いでいる。コンピュータソフトの普及によって、名刺や年賀状を自分で作ったり、印刷を身近に感じる機会は増えていると思いますが、やはりプロが使う機械と細かなノウハウによって生まれるものこそ、「商品」と呼べるクオリティなのだと実感しました。

制作プロセスはご覧の通り。

制作プロセス1

1. まずは入稿されたデータをMacで専用サーバーへコピーします。

制作プロセス2

2. 専用ソフトを使って、レイアウトや色を調整。

制作プロセス3

3. 試し出力をして、アタリと出来上がりを確認。いわばサンプルのためのサンプルづくりです。

制作プロセス4

4. 本番用のTシャツをプリンターにセット、生地の厚み調整やシワ取りなどを入念に行います。ここが肝なのです。

制作プロセス5

5. プリント中。印字のスピードは、意外と早くてビックリしました。

制作プロセス6

6. 専用プレス機を使ってインクを乾燥、定着させます。

制作プロセス7

7. 出来上がり! 一日最大200枚プリント出来るそうです。

山根さん、生田さん、木岡さん

案内してくれた営業開発の山根さん、テクニカルオペレーターの生田さん、テクニカルマネージャーの木岡さん、ありがとうございました。

柴田染工場

続いてうかがったのが、京都の柴田染工場。こちらは、一定の予約数が集まったTシャツの印刷を請け負って下さる工場です。品質に厳しい目を持つ大手アパレルメーカーからの注文を受けて約40年、柴田博明と柴田博義さん兄弟が切り盛りなさり、Tシャツや服飾雑貨のシルク印刷をしてらっしゃる。
工場の2階に上がると、プリント台が整然と並んでいる。70台あるそうで、これを博義さんがお一人で取り仕切るとのこと。細かな色指定にも、永年の経験と勘からピタリと調色、1色に対して2工程、つまり通常の倍の手間をかけて刷ることで、クライアントの期待に応える仕上がりになるとか。重ね刷りは最大7色まで対応可能で、さらにはグラデーション効果による立体的な表現も出来るのです。「パールやラメ、メタリックといった粉体を塗料に混ぜることも出来ますよ」という博義さんの言葉に、この技術を活かしたTシャツの登場を待ちかねる空想スタッフ一同です。
今回このプロジェクトに賛同してくれたのは、空想Tシャツの製造・販売元であるCWCとの関係から。商売としてのメリット以前に、CWCとの信頼関係を尊重したい、そして面白そうな企画なのでぜひ協力したいという博義さん。日本のものづくりを支えてらっしゃるみなさんの協力を得て、空想Tシャツは実現しているんだと思いを新たにしました。工場を見学できたことで、Tシャツのデザインにはいろんな可能性があることが見えてきました。みなさんも、この技術を活かしたアイデアを、ぜひお寄せ下さい。今年の夏は、空想Tシャツで盛り上がりましょう!

柴田博義さんと、CWCの大川さん

工場を案内して下さった柴田博義さんと、CWCの大川さん。