Switch! the design projectは、目に見えない「でんき」に新しいカタチと価値を与えて、 暮らしをもっと豊かにしていきたいという思いからはじまりました。今までと違う、新しいことが始まる時。 それはとってもワクワクする瞬間です。今回、東京電力とともに空想生活 でんきTVが挑むのは 「電気自動車」。 環境問題をミクロとマクロ両方の視点でとらえるべき時代の今、電気自動車への注目は高まるばかり。 東京電力株式会社・生活エネルギーセンターの森尻謙一さんに、その魅力と可能性をお聞きします。
「電気は私たちの生活に欠かせないエネルギーですよね。 ですが運輸部門において、日本での電気の割合ってどれくらいかご存じですか? たった2%です。のこりの98%は石油に依存しているというのが現状なのです。 でも運輸部門のエネルギー消費量は、わが国の20%を占めている。2%という数字は電車のエネルギーに使われています。 電気自動車が普及することによって、エネルギー環境に貢献できる。CO2排出量を低減させ、 資源枯渇問題の解決にもつながります。このことは国も大きな課題と認識していて、 『新・国家エネルギー戦略』を策定し、石油依存度の低減を目標としています。 日本ではこれまでにも電気自動車への注目が高まった事はあるのですが、実用化には至りませんでした。 しかしここに来て多くの人が電気自動車の真価に気づき、実用化そしてより広く普及するために、 メーカーや研究機関で様々な開発が進んでいます」
電気自動車がたくさんの魅力と可能性を秘めていることが、熱く話して下さる森尻さんから存分に伝わってきます。 「電気の力で実現できることってたくさんあるはずで、電気自動車はまさにそれが形になろうとしているんです。 環境に貢献するのはもちろんのこと、燃料費もガソリンに比べて3分の1から4分の1に減らせますし、 走行時の音も極めて静かです。それにね、加速度がいいんですよ。 これは運転なさる方ならお分かりいただけると思うのですが、加速は車を運転する楽しさの一番の肝となるところ。 それが抜群にいいんですから、嬉しいでしょう?」 確かに、道路から騒音が消えたら、それだけで私たちの生活は変わります。 運転している時のストレスも減って、自動車への接し方が変わりそうです。
電気自動車R1e のミニカー
「そして電気自動車はエンジンの代わりにモーターを使用しますから、自動車の設計においても自由度が増します。 タイヤの中にモーターを組み込むことだって可能ですし、実はすでにあるんですよ。 今回のSwitch! the design projectでは 『LDK+G』 という発想をみなさんと一緒に考え、 広げていきたいと思っています。Gはガレージの頭文字。これまで外にあるものだったガレージが、 電気自動車だったらひとつの部屋として考えられる。リビングと併設して、お気に入りの愛車を見ながらグラスを傾ける、 なんてことも可能でしょう。さらには街と人のあり方だって変わります。 たとえばショッピングセンターを車で走り回れるようになったら、 小さなお子さんと一緒に出かけるのもグンと楽しくなりますし、お年寄りも外出しやすくなるのではないでしょうか」 自動車単体のデザインを超えて、日々の暮らしにも変革を起こせるかも知れない。 それはとってもワクワクすること。いろんな視点から見ることで、可能性は広がります。 「今までの自動車と比べて何が違うか、ということだけではなく、ゼロから始められることがあると思うのです。 車のデザインそのもの、住宅、いろんな建物、街、道路、ランドスケープ、暮らし、未来。 どれかひとつから考えてもいけるし、組み合わせたらさらにアイデアは膨らむかも知れません。 たくさんの人と一緒に、電気自動車のこれからを考えていきたいと思っています」
Switch! the design project WORKSHOP01 のテーマは「電気自動車のある生活」 。
ぜひ電気自動車が実現する未来をいっしょに空想しましょう!
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左から、幸加木英晃さん、森尻謙一さん、池田卓也さん。 東京電力のSwitch! the design project関係者のみなさんです。