プロダクトデザイナーの海山俊亮さんが空想生活で現在提案しているのは、
素材をコーリアンでデザインしている花瓶「STRAW」、
シンプルなコードスイッチ式ペンダントライトの「Gleam Cord」、
そしてカギ状のUSBメモリ「Key Memory」の3アイテム。
どれもひとひねりあって、見入ったあとに微笑みがこぼれてきそうなデザインです。
「高校生の時から、家具に興味を持つようになりました。
デザインの専門学校に入っていろんな展覧会を見ましたが、最大の衝撃を受けたのが『ドローグデザイン』の展覧会。
表層ではなく、背景やコンセプトから表現するデザインを目の当たりにして、とても興奮したのを今でも憶えています」。
海山さんは現在26歳ですから、2000年に東京西新宿のOZONEで開催された展覧会の時には18歳か19歳。
「現代オランダデザインの今 ── プロダクトからファッションまで ──」
という副題で、ドローグデザインそしてオランダのデザインを紹介したあの展覧会は、当時大きな話題を呼びました。
海山さんは多感な時にご覧になったのですから、それは大きな影響を受けたのでしょう。
海山さんが通ったICSカレッジオブアーツのインテリアデザイン科は、インテリアはもちろん、
家具、建築、プロダクトなど多岐に渡る授業内容だったとか。その授業を通して、
家具からプロダクトへと興味が移っていきます。
「家具は普遍性の高いものであると同時に、ある種の制約の中でデザインしなければいけない面もありますよね。
その点プロダクトには、『ないものを作る』という面白さがあるように思えたんです」
そこで、マスコミの注目を集めたデザインイベント「HAPPENING」に裏方として参加するなど、
自ら積極的にプロダクトの世界に踏み込んでいきました。
そんな海山さんですから、空想生活のことももちろん学生の時からご存じだったそうです。
「友人に教えてもらってサイトをのぞいたのですが、
あったらいいなを手に入れるというコンセプトがとても分かりやすかった。
シンプルで力強いメッセージですし、僕が思うプロダクトの魅力に通じるところもある。
回り道せずにデザイナーとユーザーを結ぶ過程が、いいなと思ったんです」
デザイナーである海山さんですが、空想生活で気に入ったアイテムには投票してくれているとか。
ユーザーとしても参加して下さって、嬉しい限りです。
「ミニマルで、余計なモノがないというのが、僕が抱いている空想生活のイメージです。
イメージに正解があるわけではないけれども、『CUUSOOテイスト』とも言えるものはあるのではないでしょうか」
という海山さんの話に、なるほどそうかも知れないと合点しました。
そして、これまでの提案を活用したり、提案された作品のバリエーションの提案を受けてもいいのでは、
という話も出て、盛り上がりました。
ちなみに海山さんは学校を卒業後、フリーランスのデザイナーとして活動を開始。
様々なイベントに参加しつつ、デザインしたプロダクトを作ってくれるメーカーを自ら探し、
そして売ってくれるショップにも直接交渉するという実行派です。
「工場は関東近郊で、WEBで探すことが多いです。ショップにも飛び込みで営業(笑)。
その結果、実際に置いてもらえたりするんですから、飛び込み甲斐があるというものです」
このアクティブさが、空想生活での活動にも活かされているはず!
ご自身のWEB
でもアイテムを紹介しているので、興味を持たれた方はぜひチェックして下さい。