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デザインの舞台裏 第5回
( Part 1
Part 2
)
(株)良品計画 安井敏さん
「生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくる」。1980年のスタート以来この姿勢を貫いているのが、みなさんご存じの無印良品。日々の暮らしに、オフィスのなかで、無印良品の商品は実にさりげなくとけ込んでいます。気がつくとあなたの身の回りにも、無印グッズがたくさんあるのではないでしょうか。 その無印良品と空想生活がタッグを組んだのが
「空想無印」
。
「無印良品に、こんな商品があったらいいのに」「あの商品をこのようにカスタマイズしたらいいのでは」というアイデアを、生活者であるユーザーが提案して、応援が1000票集まったら商品化に向けて進み始めるプロジェクトで、サイトのオープン以来、多くの方から提案が集まっています。 今回お話を聞くのは、無印良品の母体である(株)良品計画・商品本部 生活雑貨部 企画デザイン室長の安井敏さんです。 「無印良品は、生活者が必要なものを提供し続けている。生活者の視点を常に大事にしてきました。消費者参加型の『空想無印』はその意味で共感出来ますし、貴重な機会だと思っています」。
無印良品の商品は、単体としてももちろん機能しますが、使う人が自分の生活に合わせて組み合わせていくことで、より使いやすく、可能性が広がっていく。現在商品数はなんと7000アイテム以上! これらを「カスタマイズ」することは、ゼロからのものづくりとは違う楽しさがあります。また、「空想無印」へのコメントとして、 「商品の使い方は一通りではなく、何通りもあるのです。店頭やカタログでお伝えしているのは、そのごく一部。みなさんの生活の中で、ご自分にあったツールに変化させて欲しい」。だからこそ、実際に使っている人たちからの「こういう使い方が出来るのでは」「新しい商品が加わることで、もっと生活が楽しくなるのでは」という提案には期待大、なのだそうです。 さらに、「我々が待ち望むのは、『こんな使い方があったのか』と驚きを持てる新鮮なもの。自分達が気づけなかった無印良品の魅力を掘り起こしてくれるようなアイデアです。商品企画のスタッフは、商品作りのプロであると同時に生活者であり、7000を超すアイテムに厳しい目を向ける消費者でもあります。そして既存の商品に対しても改善点を探したり、新規提案のヒントになるだろうという視点を常に持っています。ですからユーザーからいただいている提案の大半は、スタッフがすでに考えている場合も多くあります。著作権といったハードルを越えることは難しいことですよ。そんな私たちを覚醒させてくれるような提案を、ぜひお待ちしています」。と期待を述べられました。 商品開発のプロであり、無印良品の魅力と可能性を探り続けている安井さんならではの、力強い言葉です。ユーザーのみなさん、安井さんが「おぉ!」と唸るようなアイデアを、どんどん寄せて下さい。「空想無印」は、大きな可能性を秘めたサイトなのです。
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