デザインの舞台裏 第3回 ( Part 1 Part 2 )渡辺弘明さん(株)プレーン
くうきTVに参加している、渡辺弘明さん率いる(株)プレーンは、リビングでの心地よい喫煙環境の共有をキーワードに、ノンスモーカーにもスモーカーにも受け入れられるプロダクトを提案中です。イラストで見るだけでもワクワクしていたのですが、渡辺さんは「実際に効果があるかどうか、検証してみよう。実証出来てこそプロダクトをつくる意味がある」と手近なもので実験を始めていたのです。行動するデザイナー、これぞ正しい姿ではありませんか。
たとえばエアパーティションは、透明のプラスチックチューブに複数の穴をあけてチューブの片方をふさぎ、もう片方にドライヤーを差し込んで風を送りこむ。すると……たばこの煙を見えない壁がきちんと遮るのです。とっても簡単、なのに効果はバッチリ。まさに空気のパーティション! さらにはシーリングライトにファンを入れてどれだけ排気をコントロール出来るかもやっている。こちらもシュルシュルと煙が集まり、ノンスモーカーとスモーカーが互いに快適に過ごせそう。 この2つのアイテムを同時に使用することでの相乗効果も検証中。エアパーティションとファン一体型のクリーンライトは、現在くうきTVで公開しているので、ぜひご覧になって下さい。
商品化の際には、もっと細かな検証や開発のステップを踏む必要があることはもちろん承知のうえで、自分たちがまず手を動かしてみる。スケッチの段階ではうまくいきそうに見えてもなかなか難しかったり、逆に思いのほか効果があることが分かったり。外見的な形だって、どんな形が一番有効かも自ずと見えてくる。「ものづくり」の重要さを、改めて実感なさっているそうです。そして実験を通して、さらなるアイデアも湧いてきているという渡辺さんとプレーンのみなさん。今後のさらなる動きが楽しみです。