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デザインの舞台裏 第2回
( Part 1
Part 2
)
小泉誠さん(デザイナー・建築家)
今回ご登場いただく小泉誠さんは、インテリアデザイナーとしてはもちろん、建築家として、そして家具を始めとするプロダクトデザイナーとして活躍なさっています。
小泉さんといえば木。ちょっと小振りな椅子など、木の良さと性質を知り抜いてデザインに活かしているのを見ると、さすが! とうなってしまいます。
そんな小泉さんがエレファントデザインと一緒に「
ウインドーラジエーター
」をデザインしたというのは、ちょっと意外とも言えそうな……!?
「一番意外だと感じているのはこの僕ですよ(笑)。だって通常なら、家電についてよく知っているデザイナーに頼むでしょう? 僕はほら、その反対にいるから。ですからエレファントデザインから『一緒にやりましょう!』とお誘いを受けたときはびっくりしました。でもプロダクトという単体ではなく、住まいという空間全体からモノを捉えることはもちろんしていますし、既存の家電製品が抱える問題点は認識しているつもりです。だからこそ一緒に新しいプロダクトを作りたいと言われて、それならぜひ、ということになりました。
最初は、家電メーカーとのものづくりは大変なんじゃないかと思っていたんです。制約やルールなど、木を扱う家具メーカーとは違うでしょうしね。でもそれもエレファントデザインの担当者の方が常にやりとりし合ってくれて、とてもいい環境でデザインに取り組めたと思っています。ウインドーラジエーター本体が伸び縮みして開口部の間口にピッタリ合うというアイデアも、一緒に作り上げたもの。積極的なその姿勢は、どちらがデザイナーなのか分からなくなるぐらいでした(笑)。
エレファントデザインのようにメーカーとデザイナーをつなぐプロデューサー的立場で、ここまできちんと突っ込んで関わってくれる事って、実はそんなに多くないんです。僕はすごくやりやすかったし、刺激的なプロジェクトでした。
実際に完成した商品を、この冬自宅で使ってみました。子供部屋の西に面した窓際に設置したところ、それまで悩みの種だった結露が解消されたのが嬉しかったです。ウインドーラジエーター単体で部屋全体が暖かくなるわけではないけれども、寒さを和らげる機能としては優れていると思います。実際に使用している知人から、ほかの暖房器具と違って、夏場そのまま出しておいてもいいデザインだと言われて嬉しかったですね。
次回も引き続き、小泉さんからものづくりについてお話をうかがいます。
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